Onan マイクロライト 2.8 発電機 修理

こんにちは、整備の那須野です。

今回のメンテナンスは今ではあまり見なくなった

Onan マイクロライト 2.8 発電機 の修理です。
Onan マイクロライト 2.8 発電機 修理
Onan マイクロライト 2.8 発電機 修理


以前はフォード E-350ベースのキャンピングカーなどによく搭載されていたものです。

(近年のキャンピングカーに搭載の発電機といえば

ホンダ製エンジンのトラベラー2500Hまたはヤマハ製発電機が主流ですね。)



さて、このOnan マイクロライト 2.8 発電機 の不具合は

「発電機のスターターモーターが回らず、始動しない」とのこと。

ですがお預かりしてスタータースイッチを押してみると

スターターモーターは回ります。ただし、始動せずにそのうち

スタータースイッチを押してみても今度はスターターモーターが回らなくなりました。

どうもスターターモーターのギアがフライホールのギアにひっかかて

しまっているようです。



そこで、発電機本体をキャンピングカーから降ろしました。

緑色のカバーをはずして発電機のスターターモーターを取り外してみると
Onan マイクロライト 2.8 発電機 修理

案の定、スターターモーターのギアがつき出したままです。
(ギア自体もだいぶ傷んでいます。)
Onan マイクロライト 2.8 発電機 修理

マイクロライト 2.8 発電機のスターターモーターのギアはプラスチック(ナイロン?)製で

使用しているうちに徐々に傷んでいき、

発電機のフライホールのギアににひっかかてしまう事があります。



こうなるとギアを新品と交換です。(スターターモーター自体は問題ありませんでした。)
Onan マイクロライト 2.8 発電機 修理

今回交換したパーツにはギアのリターンスプリングも同梱されており

フライホールのギアにひっかかたままにならないよう対策されています。



さて、スターターモーター組み付けて始動してみます。発電機、動きましたが、

う~ん、ハンチングといってエンジンの回転が不安定ですね~。

そこでエンジンオイルを交換してプラグ、エアクリーナー、キャブレターの

清掃等を行います。するとエンジンの回転も安定しました。



あとは負荷をかけ、発電状況を見ながらエンジンの回転数を調整します。
Onan マイクロライト 2.8 発電機 修理
Onan マイクロライト 2.8 発電機 修理


数時間、負荷をかけたりしながら発電機の具合を点検して問題なくなったので

キャンピングカーの車体に発電機をもどして、最終点検してお客様へお渡ししました。




以上、長文のお付き合いありがとうございました。


では、わたくし恒例の?にゃんこの写真です。

近所の外飼いの「太郎」です。冬毛になって”モフモフ”ですね。
Onan マイクロライト 2.8 発電機 修理
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うちの室内飼いの「なつ」はというと
Onan マイクロライト 2.8 発電機 修理
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こたつで”ヌクヌク”してますにゃ。

ではまた。
















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Posted by RVランド九州 at 18:27 │メンテナンス