ロードスター車検整備
2018年09月06日
こんにちは、整備の那須野です。
今回は車検でお預かりした平成9年式
マツダ ロードスター(NA8C) の整備を行いました。

21年もので走行距離は約17万kmの車両です。
足回りは2年毎に整備しているので特に問題もなかったのですが
ラジエーターのリザーブタンクがほぼ空っぽになっていました。
これはどこかで水漏れしている恐れがありそうです。
(ラジエーター本体は近年、交換しているようです。)
そこでラジエーターに圧力ゲージで走行時の圧力をかけてみます。

するとやはり圧力ゲージの針が徐々に下がっていきました。
水廻りのホース、パイプ類を目視でチェックしていると、
ポタポタと冷却水が滴っている所を発見しました。
エンジンブロックからヒーターへと繋がるパイプの付け根あたりからです。


パーツリストで確認するとこの付け根に”Oリング”があります。
この”Oリング”の経年劣化によるヘタリからくる水漏れと判断。
よって”ヒーターパイプ”と”Oリング”を交換です。

(上が取り外したヒーターパイプ、下がその新品)
案の定”Oリング”はだいぶヘッタっておりました。

(右が取り外したヒーターパイプの”Oリング”、左が新品の”Oリング”)
新品の”ヒーターパイプ”と”Oリング”を取り付け、


冷却水をついでに交換、注入し再度圧力をかけ、チェック。
圧力ゲージの針も下がらず、水漏れも無くなりました。
後は各部品を組み付け、エンジン暖気しクーリングファンの回転チェックし
冷えたらリザーブタンクの水量を調整して修理完了です。
以上、長文になりましたがお付き合い、おつかれさまでした。
では、また。
今回は車検でお預かりした平成9年式
マツダ ロードスター(NA8C) の整備を行いました。
21年もので走行距離は約17万kmの車両です。
足回りは2年毎に整備しているので特に問題もなかったのですが
ラジエーターのリザーブタンクがほぼ空っぽになっていました。
これはどこかで水漏れしている恐れがありそうです。
(ラジエーター本体は近年、交換しているようです。)
そこでラジエーターに圧力ゲージで走行時の圧力をかけてみます。
するとやはり圧力ゲージの針が徐々に下がっていきました。
水廻りのホース、パイプ類を目視でチェックしていると、
ポタポタと冷却水が滴っている所を発見しました。
エンジンブロックからヒーターへと繋がるパイプの付け根あたりからです。
パーツリストで確認するとこの付け根に”Oリング”があります。
この”Oリング”の経年劣化によるヘタリからくる水漏れと判断。
よって”ヒーターパイプ”と”Oリング”を交換です。
(上が取り外したヒーターパイプ、下がその新品)
案の定”Oリング”はだいぶヘッタっておりました。
(右が取り外したヒーターパイプの”Oリング”、左が新品の”Oリング”)
新品の”ヒーターパイプ”と”Oリング”を取り付け、
冷却水をついでに交換、注入し再度圧力をかけ、チェック。
圧力ゲージの針も下がらず、水漏れも無くなりました。
後は各部品を組み付け、エンジン暖気しクーリングファンの回転チェックし
冷えたらリザーブタンクの水量を調整して修理完了です。
以上、長文になりましたがお付き合い、おつかれさまでした。
では、また。
Posted by RVランド九州 at 19:06
│メンテナンス